【C³】project team は「交流」と「多様性」をテーマとして演奏会を開催しています。

[コンセプト]

3人の作曲家が”自由”に書いた新曲旧曲の発表や、

演奏家による”自由”に選曲した音楽作品の演奏をもって、

(「何を書いてもOK」「何を演奏してもOK」「他の作品との兼ね合いなどは考えなくてもOK」といった態度)

表現者(作曲家および演奏家)それぞれが持つ”最も迸った表現”をひとつの演奏会の中に”並置”させてみよう、

という試み。

「出会い(出合い)」から「交流」を創り出し、

「価値の並置」から「多様性」を創り出す。

それらに触れた人は様々な印象を自由に持ち帰り、自由に”育む”。

 

様々な「個性」に触れてもらえれば、そして様々な印象を持ち帰ってもらえれば、と願っている次第であります。

 

【C³】主宰 松浦伸吾

info(a)rippou-c.net

 

shingo-matsuura.net

ateliermaido.com

【C³】Vol.1 (finished)

【C³】Vol.1 / 【立方C】第一回演奏会

2018年9月6日(金)18 : 30 開演(18 : 00 開場)

豊中市立文化芸術センター 小ホール

曲目 ※作曲者五十音順

コミタス・ヴァルダぺト:『6つのアルメニア舞曲』より(1906)

近藤浩平:水を運ぶ少年 作品163(2016)

近藤浩平:廃村八丁、京都北部の山々〜金久昌業賛〜作品177(2018世界初演)

クロード・ドビュッシー:『前奏曲集第1巻』より 西風の見たもの(1910)

サイモン・ハッチンソン:3つの東北民謡(2015)

ベラ・バルトーク:ハンガリー農民組曲(1914 – 1918)

ベラ・バルトーク:ルーマニア民俗舞曲(1915)

松浦伸吾:Trio for Flute, Guitar and Piano(2018世界初演)

森川陽子:ConnotatioN(2011)

森川陽子:ADORE(2018世界初演)

出演者プロフィール ※五十音順 2018年9月時点

近藤浩平(作曲)

2010年ベルリン・ドイツ・オペラ<Klang der Welt Ostasien>作曲コンクール第2位(室内楽)。左手のピアノ作品は、智内威雄氏、舘野泉氏のレパートリーとして演奏機会が多くベルリン・フィルハーモニー室内楽ホールでも演奏された、「海辺の祈り~震災と原子炉の犠牲者への追悼 作品121」は世界各地で再演100回を越える。2016年にはアリゾナ州にて5日間にわたるKondo Festivalが開催された。「持ち運びできる協奏曲」のコンセプトによる「ヴァイオリンと打楽器のための協奏曲」はブダペスト祝祭管弦楽団でもとりあげられた。ギター、ピアノなどの協奏曲、歌曲や、野村誠氏の委嘱による鍵盤ハーモニカの為の作品もある。http://koheikondo.com

竹内あすか(フルート)

兵庫県立西宮高校音楽科を経て、相愛大学音楽学部を特別奨学生として首席卒業。読売新人演奏会などに出演。2009年明治安田クオリティオブライフ文化財団より奨学金授与。2011年渡独。カールスルーエ音楽大学修士課程、また同室内楽科を最優秀の成績で修了。大学院在学中よりヘルムート・リリング指揮のバッハ国際アカデミー団員として、世界各国でのコンサートツアーに参加。2016年より現代音楽グループZEITPUKT OSAKAを主宰、若手作曲家の新作初演をレクチャーコンサートや他分野アートとのコラボレーションにより実施するなどユニークな活動を展開している。フルートを持田洋、レナーテ・グライス=アルミン両氏に師事。古楽器のトラヴェルソフルートを中村洋彦、ハイケ・ニコデムス両氏に師事。

橋爪皓佐(ギター)

音楽家。兵庫県出身。仏ニース地方音楽院、ベルギーブリュッセル王立音楽院でギターと作曲を、京都市立芸術大学院にて作曲を学び、英国王立音楽大学への短期留学を経て修士号を取得。現代音楽を中心としたギタリスト、作曲家としての活動に加え、映像作品の制作や、美術分野のアーティストとの共作など、分野を横断した活動の他、CDレーベル、楽譜出版プロジェクトの運営、音楽雑誌での連載など、様々な表現活動を行っている。既存の音楽表現の形を根本から見直すプロジェクトとして、2017年より現代音楽アンサンブル「ロゼッタ」を主宰している。

浜野与志男(ピアノ)

2011年日本音楽コンクール第1位。日本フィル・サントリーホール定期やロイヤル・フェスティバル・ホール(ロンドン)、モスクワ音楽院ラフマニノフホール、浜離宮朝日ホールでのリサイタルをはじめ国内外にてソリストとして積極的に演奏活動を展開する。東京藝術大学を経て英国王立音楽大学大学院にて修士号ならびにアーティストディプロマを取得、モスクワ音楽院にて研鑽を積む。これまで岡田敦子、エリソ・ヴィルサラーゼ、故エレーナ・アシュケナージ、ドミトリー・アレクセーエフ、ニキータ・フィテンコほか各氏に師事。本年4月より東京藝術大学音楽学部非常勤講師、東京音楽大学非常勤講師。

松浦伸吾(作曲)

大阪音楽大学大学院音楽研究科作曲専攻終了。作曲を故近藤圭、作曲とピアノを久保洋子の各氏に師事。2003年度全日本吹奏楽コンクール課題曲公募入選、第 71回日本音楽コンクール作曲部門第2位、第3回シートマイヤー国際チェレスタ作曲賞入賞(順位無し)、第28回現音新人賞富樫賞、第2回国際アルケマ作曲コンテスト第1位、ISCM(国際現代音楽協会)「世界音楽 の日々2017バンクーバー大会」入選。(財)ロームミュージックファンデーション音楽特別在外研究生(2005-2007)。現在、武庫川女子大学音楽学部講師、大阪音楽大学音楽学部非常勤講師。関西現代音楽交流協会、(社)日本作曲家協議会、日本音楽教育学会、日本音楽表現学会、各会員。【C3】主宰。

森川陽子(作曲)

大阪音楽大学、同大学院修了。作曲を故近藤圭、作曲とピアノを久保洋子の各氏に師事。第20回現音作曲新人賞(2003)、第28回日本交響楽振興財団奨励賞(2006)受賞、第77回日本音楽コンクール作曲部門入選、岩谷賞(2008)受賞、“TACTUS”(Young Composer Forum / ベルギー / 2011)入選。作品は東京交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、Musiques Nouvelles(ベルギー)などによって演奏されている。代表作に【CHIAROSCURO(フランス・フルート・オーケストラ委嘱作品)】、【DISTANCE(アンサンブル・プロトン・ベルン委嘱作品)】、【Electre
(Musiques Nouvellesによりベルギー初演)】等。現在、大阪音楽大学非常勤講師。